仮想現実ことVRのコンテンツ開発に携わるIT業界の職種が、VRエンジニアです。
VRのコンテンツはユーザーが実際にその空間にいるかのように感じられるという特徴があり、近年はVRを楽しむためのゴーグルやヘッドセットの普及も進んでいます。
一般ユーザー向けのコンテンツとして家庭用ゲームやVR体験施設のアトラクションが挙げられますが、医療業界や不動産業界などでもVRの活用が進みつつあり、今後に要注目の分野と言っても過言ではありません。

VRと共に注目を集めているメタバースはインターネット上に作られている仮想空間であり、ユーザーはアバターを作成しゲームやメタバース内での会話などを楽しみます。
メタバースはVR用のゴーグルやヘッドセットを使用して楽しむこともできるものの必須ではなく、VR専用のコンテンツではありません。
もっとも、メタバースとVRは非常に関係が深く、基本的にメタバース開発はVRエンジニアが手掛けることとなります。

VRエンジニアの職に就くために必要なスキルは多く、プログラミング言語は欠かせない存在です。
現状、VRのコンテンツの開発現場では様々なプログラミング言語が用いられており、コンテンツの内容によって使用されるプログラミング言語も変わってきます。
特定のプログラミング言語に強くても、他のプログラミング言語が不得手だと苦労する恐れがあるのが厄介なところです。
また、VRのコンテンツ内容がゲームであればゲーム開発に使用する各種ライブラリのスキルが、実写動画を使用するコンテンツであれば動画撮影や動画編集のスキルが求められます。